オウム真理教と肉食オラオラ営業マンのダメな共通点

なぜオラオラ営業がいまだに存在するのか?

では、最後に一つ残った疑問点に回答しておきましょう。  なぜ前述した肉食系の「オラオラ営業」のトップ営業マンが存在するのでしょうか。  それは、時代の影響も大きいと思います。  かつては、社長のトップダウンで営業マンのスタイルを型にはめる企業が多かったと思います。  いわば、厳しい研修によって自己を一回殺す営業です。先日死刑が執行された麻原彰晃元代表が率いていたオウム真理教もその最たる例でしょう。高学歴エリートたちが抱いていた将来像をハルマゲドンの到来を予告することで否定し、自己を一度殺させてオウムが開発した独自のイニシエーションを受けさせて洗脳させていきました。  しかし、時代は変わりました。  今はその人の話し方や性格を変えずに、そのままそれを強みに活かせるような人がトップ営業マンになれるのです。  これは服で例えるとわかりやすいかもしれません。  かつては身長が190cm、体重は100kgを超えている社員にも、身長160cm、65kgの社員にも、社長が用意したSサイズの服を着せていたのです。  いわば、「こっちが用意した服を黙って着ろ」というスタイルです。  しかし、これは社長の自己満足に過ぎません。自身の経験則のみを根拠にして社員に「これが正解だ!」というスタイルでは伸び悩む人が出てきます。  今や、ZOZOスーツが大好評を博しているように、人が服に合わせるのではなく、服が人に合わせる時代。営業マンの数だけ営業スタイルがあるのです。  また、法人営業と個人への訪問営業でもスタイルは大きく違います。訪問販売の個人営業はその場で契約に至らせるためにゴリ押しするスタイルを取る営業マンが多いのかもしれませんが、それは前出の田中くんのような人は避けるべきです。  田中くんは、法人営業が向いているでしょう。法人営業は、最初は断られるのが当たり前。むしろ、断られてから顧客との関係が始まるのです。  そのためには、口下手ながらも(というか、口下手だからこそ)顧客の話に耳を傾け、「宿題」をもらうことが大事です。  顧客がどういう理由で断っているのか。  自社商品が最高と思い込んでいないか。  自分が本当に選びたいものか。  そうした自問自答をする、草食系の営業マンが今の時代に売れる営業マンなのです。

 

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